子供に対してイライラしてしまう、、、
イライラにまかせて、怒鳴ったり睨みつけたり、
ひどいことを言ってしまった、、、
いけないと分かっているのに、
イライラする自分を止められない、、、
これを読んでいるあなたも、
もしかしたらこのようなことで
悩んでいるのではないでしょうか。
その気持ちすごくよく分かります。
私も、以前は子供に対して
イライラしてしまう自分を
抑えられず、
ダメだと分かっているのに
感情にまかせて必要以上に
子供に対してきつく当たってしまうことばかりでした。
頭にきすぎて、物を破壊してしまったことも、、、
感情的にならず、
いつも子供の気持ちを
受け止めてあげられるような
穏やかなママが理想なのに、、、
どやったらそんな
心穏やかな母親になれるの?
子供の教育にも良くないし、
こんな私は母親失格だ、、、
自分が嫌で仕方ありませんでした。
でも、そんな私でも、
感情を抑えるのではなく、
コントロールできるような
「思考の習慣」
を身につけることで、
以前に比べて、子供に対して
感情的に当たってしまうことが
圧倒的に少なくなりました。
イライラしても、
一旦冷静に立ち止まれるようになったんです。
この
「一旦冷静になる」
って本当に難しいですよね。
でも、
何度もこの「思考の習慣」に
チャレンジし続けたことで、
それができるようになりました。
そこで今回は、
同じような悩みを抱えている方のために、
- イライラした時の感情を上手く
コントロールできるようになるための「思考の習慣」 - その習慣を身につけるために
大切なこと
についてお伝えしたいと思います。
この記事を読むことで、
私と同じような悩みを持った方が、
この先の子どもとの時間を
イライラではなく笑顔で
過ごせるようになってくれたら嬉しいな、
と思います!
それでは、どうぞ!
イライラした気持ちを抑えるのは難しい
「イライラしちゃいけない、冷静に」
そう分かっているのに
抑えられないこの感情、、、
感情を抑えるのはどうしてこんないに難しいのでしょうか。
イライラするのは自然なこと
イライラに限らず、不安や恐怖など
ネガティブな感情が生まれるのは
自然なことです。
このような
ネガティブな感情
が現れるのは、
身の危険を知らせるサインであり、
大切で必要なことだからです。
イライラは、
ストレスが溜まっているので
リフレッシュするべき、という
体のサインだとも言えます。
なので、
このように体にとって必要なサインである
感情を抑えることは、
とても難しいと言えるでしょう。
イライラの感情を抑えるのではなく、
上手くコントロールしていくことが
重要になります。
イライラの感情を否定せず受け入れる
感情を上手くコントロールするためには、
イライラする自分の感情を
否定するのでなく、
自分本来の思いであることを受け入れた上で、
ポジティブな感情に
変換することが必要となります。
自分の感情を上手くコントロールできれば、
もしイライラしてしまった時にも、
感情的にならずに
冷静に対処できるようになります。
とはいえ、
イライラしたその感情は、
コントロールさえも難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
もちろん、私もその一人でした。
イライラをコントロールするためには、
イライラした時の自分の
「思考の習慣」
を見直すことがポイントだったんです。
感情をコントロールする思考の習慣
過去の私のように、
イライラした時に子供についキツく当たってしまうという人は、
「イライラする→感情をまわりにぶつける」
という、
感情と行動がセットになって、
悪い習慣になってしまっている可能性も。
良くも悪くも、
一度習慣になってしまったことは、
やめたいと思ってもなかなかやめられないのです。
この悪習慣を変えるためには、
ネガティブな感情を受け止め、
ポジティブな感情に変換するための
「思考の習慣」
を身につけることで、
感情を上手くコントロールすることができるようになります。
その具体的な方法についてお伝えしていきます。
自分のイライラを分析する
感情をコントロールするために必要なことは、
自分のイライラを分析する、
ということです。
イライラした時に、「感情をぶつける」という
悪い癖に逃げるのではなく、
自分の気持ちを分析することで、
冷静に対処できるようになるからです。
以前の私は、イライラした時、
「怒っちゃだめだ」
と一瞬は怒りを抑えるものの、
ずっとそのイライラを考えてしまい、
結局爆発させて感情をぶつけてしまうという状態でした。
これまで、
「イライラしたら数を数える」
「深呼吸する」
「その場から離れる」
など、イライラを鎮めるための方法を
いくつか試したことはあったのですが、
どれも上手くいきませんでした。
そんなことで収まるくらいなら苦労しないのです。
イライラを抑えるのではなく、
受け止めて分析することで、
自分の感情を冷静に見極められるようになります。
「イライラの原因を分析する」という
思考の習慣を新しく身につけることで、
それまでの悪習慣を変えることができるようになりました。
イライラを分析する5ステップ
イライラを分析するためのステップは
以下の通りです。
この5つの手順に沿って
自分の気持ちや考えを整理していきます。
ノートでもスマホでもいいので、
書き出してみて下さい。
①どんな時にイライラする?
一つ目は、
自分がどんな時にイライラするのか?
です。
イライラした時の状況を、
なるべく客観的に書き出します。
②イライラしたのはなぜ?
2つ目は、
なぜイライラしたのか?
です。
イライラした理由や、
その時の自分の感情や考えなども含めて、
思ったことを書き出します。
誰に見せるわけでもないので、
自分の本当の気持ちを
ありのまま書きましょう。
ここまでが、自分の気持ちと向き合い、
本来の自分の思いを受け止める作業です。
③相手の言い分を考える
3つ目は、
もし自分が怒られた子供の立場なら、
どんな反論があるかな?
ということを想像してみます。
反論の余地なんてない!
と思うかもしれませんが、ここは
本当にそう思っていなくても構いません。
無理やりでもいいので
相手の立場になって書き出してみて下さい。(笑)
④自分の考えとのバランスを探る
4つ目は、①②で書き出した自分の気持ちや考えと、③の反論した内容を比べてみて、
バランスが取れる着地点
を探ります。
私がいつもここで気づくのは、
大抵のことはこんなに怒るほどのことではない、ということです。
ついつい自分の
「こうあるべき」
を押し付けてしまっているんですよね。
子供に危険が及ぶこと、
人として絶対ダメなこと以外は、
そんなに感情をぶつけてまで怒る必要はないなということに行きつきます。
そして、
「子供が元気で生きてくれている、
それだけで幸せなこと」
という究極の結論にたどり着きました。
⑤今後どうすればいいか?
5つ目は、
今後どうすればいいか?
を考えて書き出します。
とは言え、
やっぱり毎日一緒にいると、
イライラはしてしまうもの。
なぜイライラしてしまったのか?
次に同じようなことがあった時にこうならないためにはどうしたらいいか?
などを書き出し、
次に活かせることはないか?
を考えます。
④⑤では、ネガティブな感情を、
よりポジティブな感情に変換するための作業になります。
この5つの手順にそった考え方をしていくことで、
イライラしたとき、
そのイライラをずっと持ち続けるのではなく、
ポジティブな感情へ切り替えられるようになっていきます。
諦めず続けることが成功のカギ!
と、
ここまで一気にエラそうに書いてきましたが、
私もすぐにこの通りにできるようになったわけではありません。(笑)
それができれば、そんなに苦労しませんよね(^^;)
イライラを受け止め、
ポジティブな感情へ変換する「思考の習慣」。
これを「身につける」ために
大切だな
と思ったことは次の3つです。
諦めない
まず、一番大切な事は、
この通り上手くいかなくても
すぐに諦めないことです。
習慣を変えるには、
ある程度時間がかかります。
特に、
思考に関する習慣は、勉強や運動などの行動や身体習慣を変えるよりも
さらに時間がかかると言われています。
「すぐにできなくて当たり前だ」
ということを心に留めておいてください。
私も、始めの頃は、
イライラしたその時はこんなことを考える余裕なんてなくなってしまい、
いつのも癖ですぐに感情をぶつけていました。
「やっぱりそんなに上手くはいかないよなぁ」
そう思って諦めそうになりましたが、
その時は上手く対応できなくても、
後から、この分析の思考を思い出して、
書き出すことを、とにかく続けました。
自分の本当の気持ちに向き合って、
相手の気持ちを考えてみたり、
じゃあ次はどうするか?
と考えるので
最後は気持ちが前向きになり、
今まで「私ってやっぱりダメな母親だ…」と
自己嫌悪で落ち込んでいただけの時より
圧倒的にポジティブな感情に切り替わります。
そうしているうちに、
今では、イライラっとしたら
「この子の反論は!?」
と反射的に考えるようになりました。
これが習慣の力なんです。
「イライラする→感情をぶつける」
という習慣から、
「イライラする→相手の言い分を考える」
という習慣に変わっていったんですよね。
「相手の言い分を考える」
というワンクッションが無意識にできるようになり、
一旦冷静になるので、
感情的になって一方的にしかりつけることが
圧倒的に少なくなりました。
だから、この思考の習慣が身につくまで、
あきらめず「続ける」ことが
重要なんです。
これに尽きると思います。
ありのままを認める
次に大切なのが、
ありのままを認める
ということです。
すでに説明したように、
習慣化にはある程度時間がかるため、
挫折してしまうことが多いですよね。
だから、
続けることが成功のカギだとお伝えしているのですが、
挫折してしまう1番の原因が、
上手くできなかった時に自分を責めたり、
自己嫌悪に陥ってしまうことです。
「やっぱり無理なんだ」
と習慣をやめてしまうことにつながるからです。
そこで必要になるのが、
ありのままを認めて、
そのことを受け入れてあげることです。
上手くいかない現状を認め、
それでも大丈夫なんだよ、
と受け入れることで、
また頑張ろうと思えて、モチベーションを落としてしまうことを防げるからです。
例えば、
- すぐにイライラして感情をぶつけてしまう私も私!それが私!
- 何度注意しても同じことを繰り返しちゃう○○(子供の名前)も○○!
それが○○!
と、ありのままの今の自分や子供を認めましょう。
そして、
それでもいいんだと受け入れてあげてください。
私はいつも落ち込んだら、
「大丈夫、これが私!これがわが子!」
と自分に言い聞かせます。
そして、
「この子が元気で笑っていてくれるなら
大丈夫!」
と、この一番大切な事を思い出すようにしています。
「今はこれでいいんだ」
「まだできないだけ」
と受け入れてあげてください。
今は上手くできなくても、
少しずつ成長していこう!という気持ちで、
今できることに最善を尽くしましょう。
変わりたい理由
最後に大切な事は、
変わりたい理由を考えること。
どうやったら変われるか?
より
なぜ変わりたいのか?
を考えることです。
続かない原因には、
明確な理由や目標がないことが多いからです。
なぜそのことを続けたいのか、
強い理想を明確にすることで
続けられるようになります。
私の場合は、
子育てのタイムリミットを実感することが増え、
もうこれ以上時間を無駄にしたくない!
と本気で思うようになったからです。
いつまでも手がかかると思っていた子供たちが、
だんだん成長してきて
自立しようとしてく姿を見ていると、
いつまでも続くと思っていた子育ての時間が、
実はもう残り少ないんだ
と思うことが多くなりました。
なのに、
イライラ、ガミガミばかりしているなんて
もったいない!
心の底から
「こんなことで時間を無駄にしたくない!」
「変わりたい!」
と思うようになったことで、諦めず続けることができたと思います。
なので、モチベーションがいまひとつ
湧いてこない、という方は
「どうして変わりたいと思うのか?」
そう思うようになった強い理由を考えてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、イライラした時、
その感情を否定するのではなく、
ポジティブな感情へ変化させるための
「思考の習慣」
についてお伝えしました。
まとめると、
- 自分のイライラを
5つのステップで分析 - 習慣になるまで、諦めず
繰り返し続けることが大切
ということでした。
思考の習慣を変えるのは、簡単ではないと思います。
正直言うと、私も今でも今回お伝えした通りにいかないこともあります。
分析してみても、
「いや、でもなぁ~」
とポジティブになれないこともあります(笑)
でも、続けることで圧倒的にその頻度は減ります!
これは断言できます。
実際、イライラした時にそのまま当たり散らすようなことは本当になくなりました。
物を壊すなんてことも、もうありません!
とりあえず
「相手の言い分は何だろう?」
と思えるようにはなりました。
カッとなったときに一旦冷静になる、
これが本当に難しかった私には、
それだけでも大きな1歩でした。
私はこの考え方にたどり着くまでに、
たくさん遠回りしましたが、
今回この記事を読んでくださっている方にとって
近道になってくれたら嬉しいです。
諦めず、「思考の習慣」に挑戦し、
一緒に理想の育児を目指しましょう!!