【家事の習慣化】毎日の家事に余裕がなくてしんどい…と感じる人の原因と解決策について

習慣化
  • 毎日なぜか余裕がなくて思うように家事が進まない…
  • やらなきゃいけないことが山積みで、いつも余裕がない
  • 計画的に家事をしようとするけど、上手くいかず続かない…

こんなふうに悩んでいる主婦の方は多いのではないでしょうか。

私も以前は「なぜこんなにも時間にも気持ちにも余裕がないの?」と思うくらい、日々追われるように家事をしていました。

夕方くらいになると、あれもこれも出来てない!という焦りでイライラして子供たちについキツイ口調で当たってしまって自己嫌悪…ということもしばしば。

そんな私ですが、今は毎日その日にやるべき家事を把握するという習慣が身につき、そのおかげで、追われることなく余裕をもってその日の家事をこなせるようになりました。

なので、私と同じように「毎日の家事に余裕がなくてしんどい」と感じている方の役に立てばいいなと思いこの記事を書きました!

この記事を読めば
  • なぜこんなにも家事に余裕がないのかを知ることができる。
  • やるべき家事を常に把握する習慣が身につき、毎日の家事を余裕を持ってこなせるようになる。

やるべき家事を把握できていると、とてもスムーズに家事をこなすことができるようになります。

この記事を読まなければ…
  • 本当にやらなければならない家事が把握でず、逆に今やらなくていい家事にまで目が行ってしまい効率よく家事ができない。
  • ただ闇雲に思いついた順にこなそうとするので、時間がかかったりすぐにキャパオーバーになってしまう。
  • 思い通りに家事が進まず、いつもストレスを感じる。

やるべき家事が把握できていないと、あれもこれもやらなきゃと気持ちだけで焦ってしまい、必要以上にストレスを感じてしまいます。

家事に余裕がないと感じる原因

家事に余裕が持てないというお悩みを解決する前に、なぜ家事に余裕がないと感じるのかを考えてみたいと思います。

人によって理由は色々あると思いますが、家事に余裕が持てないと感じる主な原因を紹介します。

やることが多すぎる

一言で「家事」といっても料理や掃除、洗濯などの目に見えることだけではなく、それ以外にも日用品の補充や詰め替え、ゴミの分別、冷蔵庫の足りない食材を把握して買い物に行ったり、取れかけのボタンを付け替えたり…といった、いわゆる「名もなき家事」まで、その内容はとても多いのです。

やろうと思えばいくらでもやることがあって、終わりを決めなければきりがないほどです。

限られた時間の中で、これだけの量の家事をこなさなければならないとなると、当然余裕など持てるはずがありません。

仕事や育児で疲れている

主婦は夫に比べれば楽だのなんだのと言われたのは遥か昔。

前述のとおり、主婦は朝から晩まで家事だけでもやることがいっぱい。

それなのに、子供がいる場合は子供の世話をしながら、仕事をしている場合は仕事をしながら、上記のような大量の家事をこなさなければなりません。

毎日育児や仕事でヘトヘトになりながら、家事までこなさなければならないのですから、余裕がなくなるのは当たり前です。

一人で全部やろうとしすぎている

自分に厳しく努力家の人は、「主婦なら家事をやって当然」「主婦とはこうあるべき」といった自分の中で作り出した理想の主婦の姿にしばられてしまって、全部一人で背負いすぎてしまう傾向にあります。

特に専業主婦の場合、家事をきちんとこなしていないと、夫や家族に対して、どこか後ろめたいような気になってしまう人もいるようです。

そんな「主婦ならきちんと家事をこなすべき」という考えが、家事を一人で抱え込んでしまい、さらには完璧にこなそうとするので、当然やることは増え、時間的にも精神的にも余裕がなくなってしまうのです。

家事を効率よくこなすにはやるべき家事を把握する

限られた時間の中で、仕事や育児をしながら無限のようにある家事をこなさなければならない。

毎日やることが山積み状態で、頭はごちゃごちゃ…。時間にも気持ちにも余裕がない…。

そんな状態に効果的なのが家事をある程度スケジュール化して、「その日にやるべき家事を把握する」ことを習慣化することです。

学校の時間割や仕事のスケジュールのように、1日の流れを把握していると、スムーズに作業が進むことがあると思います。

家事もこれに当てはめてみるという考え方です。

やるべき家事を把握するための3ステップ

では、やるべき家事を把握するための習慣化とは、どのようにすればいいのでしょうか。

効率よく家事をこなすための習慣化の方法についてお伝えします。

やるべき家事をすべて書きだす

自分がやっている家事、やるべきと思う家事を一度すべて紙やノートに書き出してみましょう。

一覧にして「見える化」することで「自分がなにをやっているのか」「何をやらなければいけないと思っているのか」を把握するのです。

これを把握していないために、「あれもこれもやらなきゃ!」と思いついた順にやるはめになりキャパオーバーになってしまいます。

まずは、一度少し時間をとって、すべての家事を書き出してみて下さい。

優先順位をつける

すべての家事を書き出して一覧化できたら、次はそれらに優先順位をつけていきます。

優先順位は人によって違うので迷うかもしれませんが「絶対に自分がやらないといけないこと」や「やらなければ健康や生活に支障がでるようなこと」を目安に優先順位を決めるといいかと思います。

そうすることで、毎日やらなくてもいいことや自分がやらなくてもいいことなどが見えてきます。

自分がやらなくてもいいことは、夫や子供たちに協力してもらうことはできないか、これを機に話し合ってみましょう。

ポイントは、一方的に伝えるのではなく、「余裕がなくてキャパオーバーでしんどいの。○○をお願いできると嬉しい、助かる」という感じで、相手が納得しれくれるように話すことです。

今まで気づかなかっただけで、妻やママが実はしんどくて困っていたのだと気づいてもらうことが大切です。一人で抱え込まずに話してみて下さい。

ちなみに我が家では、「玄関の靴をそろえてたたきの掃き掃除をする」というのを小学1年生の子供にお願いしています。

これは「できれば毎日やりたい、やらなきゃなぁ」と思いつつも自分の中では他と比べると優先順位が低く、思いついた時に掃除する程度で、いつも放置でした 笑。いつもバラバラの靴や、砂やホコリで汚れたたたき…。できていないとプチストレスを感じる場所でした。

やること自体は簡単なので、自分でなくてもよいのでは?と考え、子供にお願いしてみたところ、私の役に立てるのが嬉しいようで、張り切ってやってくれています。

おかげで、毎日きれいな玄関がキープできて、「あぁ、やらなきゃ」というプチストレスが解消されて感謝しています。子供も、自分が毎日そうじするもんだから、脱いだ靴をその時に揃えてくれるようにるという、思いがけない効果もありました 笑。

また、優先順位を決めることで、やらなければと思っていることでも、どれからやるのか、いつまでにやればいいのかなどが整理できて、やることが山積み状態だと思ってごちゃごちゃしていた頭の中もスッキリします。

スケジュール化する

やるべきことがはっきりしてきたら、さらにそれを1日単位または1週間単位、月単位などに振り分けて、スケジュール化してみましょう。

  • 毎日やること
  • 週1、月1でやること
  • イレギュラーでやることになったこと

やるべき家事をこのように振り分けて書きだしたら、1日ごと、もしくは1週間ごとに何をするかをタスク化し、パターンやスケジュールとして管理するのです。

私は、100円ショップのマンスリーとウィークリーページがある手帳で管理しているのですが、ノートなど、見返せるものならなんでもいいと思います。

例えば週の初めに月単位でやることも参考にしながら、この1週間でやるべき家事を書き出しておきます。

それらを参考にしながら、1日単位でどんな家事をすればいいかを振り分けて記入します。

イレギュラーにやる家事ができた場合もここで落とし込みます。

私は、1日にやるべき家事がはっきりしたら、それをさらに、「午前中にやること」「午後からやること」「子供たちが寝てからやること」にざっくり分けて書き出しています。

こうすることで、今日は1日を通して何をしたらいいのかを把握できるので、行き当たりばったりに家事をするとういことがなくなります。

私はこのやり方で、夕方あたりに「あぁ!今日はコレをしないといけなかったのに~(イライラ)!」みたいなことがなくなりました。

ここで大切なのは、書き出したことをすべて完璧にこなそうとしないことです。

完璧にすべてをこなすことを目標にすると「できなかった」というネガティブな気持ちが残ってしまい逆効果です。

始めはあまり予定を詰め込みすぎず、最低限のこと以外は「やれたらいいな」というくらいのスタンスでいることがポイントで、できないことがあったら、翌日やまた別の日に振り替えます。

こうしてスケジュール化した家事を実行してみて、上手くいなかないところや、もっとこうした方がいいかも、というところがあれば微調整していきます。

こうして微調整をすることで、自分なりの家事ルーティンが出来上がります。

家事のスケジュール化を継続する方法

ここまで読んでいただいた方の中からは

「いやいや、スケジュール管理なんてそんな面倒なこと続けられないよ!」

「いざスケジュール化してもその時だけで、習慣化するまで続かなそう…」

という声が聞こえてきそうですが、その気持ちよく分かります。

スケジュール管理と言われると、窮屈そうなんだか面倒…そう感じる方もいらっしゃると思います。

手帳やノートを書く習慣がない方なら尚更ですよね。

そんな方のために、スケジュール管理を習慣にしてルーティン化するコツについてお伝えします。

目に見える場所に置いておく

物事を習慣化するのに必要なのは「一定期間繰り返す」ということ。この期間は、習慣化したい内容の難易度によって変わってきますが、最低でも21日と言われています。

なのでまずは「続ける」ということが重要になります。そのためにはノートや手帳を開かないことには始まりませんよね。

そこで、毎日の家事スケジュールを書きこむ習慣が身につくまでは、手帳やノートをいつでも目に見えるところに置いておきましょう。

私は慣れるまで、自分がいつも座るダイニングテーブルの上に出しっぱなしにしていました。

あなたも、まずは手帳やノートをご自分がよく目にするところに置いておくところからスタートしてみて下さい。

書く時間を決める

物事を習慣にするには、時間帯を固定して生活リズムの中に習慣を組み込むことで、無意識でも続けやすくなるという効果があります。

なので、ご自分の生活スタイルの中で、少し時間が取れるタイミングに時間を決めて、毎日その時間に手帳やノートを開くようにします。

私は、夜寝る前と子供たちを学校に見送って仕事に行くまでの朝の時間を手帳を開くタイミングにしています。

夜寝る前の時間に、明日やりたい家事を書いたり、今日できなかったことを翌日以降に振り分ける作業をしています。その週にやる内容を確認したり振り分けたりするのも、この夜の時間に行っています。

そうやって前日に書いた内容を朝にさっと目を通して改めて今日やることを確認します。

これも、まずは3週間、続けることが重要なので、始めのうちはスマホのアラーム機能などを活用するのもいいですね。

まずは絶対やるべきひとつのタスクを書くことから始める

物事を習慣化するためには、最初の目標は出来るだけ小さくするというのが重要なポイントです。

「ベビーステップ(赤ちゃんの1歩)」という言い方をするのですが、それくらい簡単なことから始めるという意味です。

いきなりたくさんのタスクをこなそうとするのではなく、まずは今日(もしくは明日)、絶対やらなければと思う家事を1つだけ書く事から始めてみましょう。

なんでも完璧にこなそうとしないことが大切だとお伝えしましたが、目標を高く設定してしまうと、達成できなかったときに「できなかった」という失敗のイメージが先行してしまい、挫折しやすくなります。

まずは、絶対達成できそうな簡単な目標を立てて「達成できた」という成功体験を感じることが習慣化を促進する力となります。

慣れてきたら、「できればこれもやりたいな」と思うものをいくつか増やしていきましょう。

何度か予定した家事を思い通りにこなせたという成功体験を繰り返していると、そのうち2つ、3つタスクを増やしてもこなせるようになっていきます。

この時も、「やれたらいいな」くらいのスタンスでいることは忘れないでくださいね。

私は、今ではあれもこれもと、結構よくばってやりたい家事を書きこんでいますが、最低これだけはやろうという一つか二つだけを決めて、あとは「出来たらいいや」くらいのスタンスです。

でも、不思議なもので一つ二つこなしていくと、調子づいてきてその勢いで次も、その次も、とこなせることが多いです。

もしできなくても、「出来なかったんじゃない、今日はやらないのよ」というメンタルです 笑。

このように小さく始めて毎日続けていくことで、「その日にやるべき家事の予定を把握する」ということを習慣づけることができようになっていきます。

まとめ

仕事や育児で忙しい中で、やりはじめたらきりがない家事ですが、家事をスケジュール化して本当にやるべき家事を把握する習慣を身につけることで、余裕をもってこなすことができるということについてお伝えしてきました。

おさらいすると、

家事に余裕がもてない原因

  • やろうと思うとどこまでもやってもきりがなく、やることが多すぎる
  • 仕事や育児にも忙しく、時間的にも体力的にもいっぱいいっぱい
  • 「主婦とはこうあるべき」にとらわれてしまい、一人で頑張ってしまう


家事を効率的にこなすために

  • やるべき家事をしっかり把握すること

 

やるべき家事を把握するための方法

  • やるべき家事をすべて書き出し、「見える化」する。
  • 書き出した家事に優先順位をつけ、本当にやるべき家事をはっきりさせる。
  • それらの家事をスケジュール化し、微調整しながら自分なりの家事ルーティンをつくる



家事のスケジュール化を継続するポイント

  • 書く習慣がつくまでスケジュール帳を見えるところに置いておく
  • 時間を決めてスケジュールを立てる習慣づけをする
  • ベビーステップでまずは一つのタスク目標から始める

ということでしたね。

私自身、1日やることをスケジュール化するようになって、今日やるべき家事を把握する習慣が身につき、これまでの行き当たりばったりの家事がほとんどなくなりました。

そのおかげで、無意味にあれもこれもやらなきゃ!といっぱいいっぱいになることもなくなり、気持ちに余裕が生まれ、家事が思うように進まないイライラを家族にぶつけることもなくなりました。

また、行き当たりばったりではなく、事前に計画していることで、もしその日にできないことがあっても、「忘れていてできなかった」のではなく、「自分で選んでやらなかった」という感覚なので、家事をやらなかったという同じ結果でも、ストレスの感じ方が変わりました。

この記事が、以前の私と同じように「毎日の家事に余裕が持てずにしんどい」と感じている方の参考になれば嬉しいです。

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