家計簿が続けられない…
節約したいという気持ちはあるのに
なぜかいつも途中で挫折してしまう…
家計簿を習慣にするコツが知りたい…
今回はこのようなお悩みにお答えします。
家計簿をつけるのって、
面倒でストレスですよね。
私も以前は、
家計簿をつけることが苦手だったので、
このお気持ちよく分かります。
「明日やろう」の繰り返しで
レシートが大量に溜まってしまい断念、、、
家計簿アプリは
中途半端に入力しただけのものが
いくつもある、、、
そんな悲しい状態でした(泣)
結婚して子供が出来てから、
本腰を入れて家計簿に取り組むものの、
時間は取られるし、面倒だし、
いまいち効果も実感できずで、
モヤモヤとストレス
しかありませんでした。
ですが、試行錯誤の結果、
今ではしっかり効果も実感しながら、
ストレスなく、当たり前のように
家計簿を継続することができるようになりました。
そこで今回は、
家計簿が続かない、
家計簿をつけることにストレスを感じてる、
そんな方のために、
「家計簿をストレスなく続ける方法」
についてお伝えしたいと思います。
自分のために、家族のために、
無理なく家計簿を続け、
将来のお金の不安を解消させましょう!
家計簿が続かないのはなぜ?
なぜ家計簿が続かないのでしょうか。
それは人間の脳が
「楽しいことは続くけど、
そうじゃないことは続かない」
という性質をもっているからです。
簡単に言ってしまえば、
家計簿をつけることが楽しくないから続かないのです。
今から思うと、私の場合、
楽しく思えない理由には
以下のようなことがありました。
1つずつ、詳しくお伝えしていきます。
目的がはっきりしていない
1番の理由は、
家計簿をつける目的がはっきりしていない
ということです。
「何のために家計簿をつけるのか」
「なぜ必要なのか」など、
目的がはっきりしていないと、
いざ家計簿をつけ始めたとしても、
いずれ「つまらない」と感じてしまうからです。
なんとなく、
「節約のために家計簿はつけた方がいいから」
「みんながやっているから」
という動機で始めても、なかなか続かないのはそのためです。
私も家計簿をつけ始めたきっかけは、
「節約のためには家計簿をつけるべき」
という、ざっくりとした考えからでしたので、
家計簿をつけること自体が目的になっていて、
途中で何でこんなことしないといけないのか?
という面倒な気持ちになってしまうこともしばしば。
続かない人は、特に強い理由や目的がないのかもしれません。
完璧主義
2つ目は、完璧主義なこと。
「やるならちゃんとやらないと」
と考えるため、
始めからハードルを高く設定してしまい、
続けることが億劫になってしまうからです。
私も完璧主義なところがあるので、
始めから完璧な家計簿を目指してしまい、
項目や費目を細かく分けすぎて
レシートを仕分けるのが面倒になったり、
1円単位まで合わせようとするので、
合わないとイライラしたり、
やる気がなくなり挫折してしまうということがありました。
せっかく目的をもって始めても、
完璧主義がゆえ、
自分で続けることを苦痛にしてしまうのです。
家計簿をつけるとストレスを感じる
3つ目は、家計簿をつけることでストレスを感じてしまう場合。
「楽しくない」どころか、
ストレスに感じてしまっているため、
脳はその行動を回避しようとするからです。
例えば、家計簿をつけていても、
支出が思った以上に多くて
厳しい現実を突きつけられたり、
支出の多さに罪悪感やストレスを感じるため、現実逃避したくなり、
やめてしまうというパターンです。
家計簿をつけどもつけども、
収入が増えるわけじゃなし、
出費ばかりかさんで、
お金のない現実と向き合うだけ、、、(笑)
「あーお金がない!」
家計簿をつけているときは、
この言葉しか出てこない状態で、
ストレス以外の何物でもありませんでした。
せっかく家計簿を始めても、
そのことにストレスを感じてしまうと
続かないということになってしまいます。
必要性を感じていない
最後は、
家計簿をつける必要性を感じていない
という理由です。
家計簿が続かないという人の中には、
そもそも家計簿をつける必要がない
という人もいるのでは?ということです。
少々やっかみですが、
「家計簿が続かなくて~」
という人に対しては、
「つけなくても困ってないならいいじゃん!」
と思ってしまいます(笑)
家計簿は、家計を把握するためのもので、
つけなくても把握できる人や、
家計簿をつけなくても
家計がなんとかなっているという場合は、
家計簿をつける必要がないということです。
これは、
1つ目の理由とも関係していますが、
必要がないのに続けていても
いずれ面倒になり、
続かなくなってしまうでしょう。
私を含め、
家計簿を続けている人というのは、
家計を把握していないと、
お金のことが心配なため、
楽しくなくても、
それが必要だから続けている、
という場合もあります。
なので、
家計簿が続かない人というのは、
実は自分がそれほど家計簿に
必要性を感じていない、
という場合もあるのではないかということです。
家計簿を習慣化させるためのコツ
では、
どうやったら続かない家計簿を
続けることができるのでしょうか?
つけない訳にはいかないので、
仕方なくやっていたという状態だった私が、
無理なく家計簿を続けられるようになった
コツをお伝えしていきます。
目的を明確にする
まずは、目的を明確にすること。
楽しくないと続かないと言いましたが、
家計簿をつけるのが楽しいという人は
稀ですよね。
なので、
自分が何のために家計簿をつけているのか、
しっかり理解しておくことで、
楽しくとまではいかずとも、
続けるモチベーションになります。
家計簿の役割は、
お金の収支を把握して無駄遣いをなくすこと。
どうして無駄遣いをなくしたいのか、
家計を把握したい理由を
しっかりと考えてみて下さい。
私の場合は、
漠然としたお金の不安を解消したいと思ったからです。
無駄遣いをしなければ
毎月どのくらいで生活できるのかを知り、
現在の家計に余裕があるのかないのかを
把握しておくことで、
やみくもに
「貯金しなきゃ!」
「節約しなきゃ!」
という不安な気持ちを解消したかったのです。
実際に、
現在の家計を把握できるようになって、
お金を節約するにしても、
使ったり貯めるにしてもしても、
それを基準に考えることができるので、
漠然としたお金の不安やストレスがなくなりました。
なので、
家計簿をつける目的をはっきりさせることは
大切だと思います。
楽に続けられる仕組みを作る
次に、
楽に続けられる仕組みを作るということです。
脳は
「楽しくないことは続かない性質がある」
とお伝えしました。
家計簿をつけるのが面倒だったり、
苦痛に感じていては続かないということです。
そのために、
少しでも楽に家計簿をつけられるような仕組みを作りましょう。
①つけていて楽しい家計簿を使ってみる
1つ目は、
つけていて楽しくなるような家計簿を使ってみることです。
お店に行けば、
様々な家計簿ノートが売られています。
自分に合った、
お気に入りの家計簿が見つかると、
家計簿をつけるのもちょっとテンションが上がります。
また、
家計簿アプリには、
レシートを読み込めばポイントがつく、
というようなものもあります。
まずは、
ほんの少しウキウキワクワクするような、
そんな家計簿を使って始めてみるのがおすすめです。
②なるべくシンプルに
2つ目は、
家計簿はなるべくシンプルに!
を目標に取り組みましょう。
始めはハードルをなるべく下げて、
まずは家計簿を「続ける」ためです。
項目や費目を細かく分けすぎて
複雑になったり、
1円単位まできっちり合わせようとすると
心理的負担が大きくなってしまい、
続けるのがつらくなってしまいます。
私も以前は、
しっかり把握したいあまりに、
食費ならお菓子などの嗜好品代や外食代、
日用費なら子供のもの、被服代、病院代…
と細かく分けていたのですが、
面倒でついついレシートをためてしまっていました。
計算した残高と実際の財布のお金が合わずに、
合わない原因を探して時間がかかったり
イライラしたり…。
そこで、とりあえず費目を、
「食費」と「それ以外」
という、
2つだけにざっくりと分け、
多少金額が合わなくても、
だいたい合っていればOKということにしました。
気になる時は「使途不明金」として無理やり処理(笑)。
家計簿の自分ルールのハードルを下げることで、心理的負担がかなり減りました。
始めは極力シンプルにして、
まずは家計簿を「続ける」ことを目標にしましょう。
ある程度家計簿をつけることに慣れてきたら、
気になる項目を増やしていけばいいと思います。
③家計簿をつけるタイミングを決める
3つ目は、
家計簿をつけるタイミングを決めることです。
いつ、どこで家計簿をつけるのか、
一定のパターンを決めることで
習慣化しやすくなるからです。
私の場合、
土日にまとめ買いをすることが多いので、
日曜の夜に家計簿をつけることが多いです。
日曜の夜は毎週大河ドラマを見るので、
ドラマを見ながら、
レシートを家計簿アプリに読み込む作業をするのが、
毎週の家計簿のルーティンになりました。
自分の好きなことや、
日常のルーティンに結びつけると定着しやすいのでおすすめです。
無意識に続けられるようになります。
④必要な道具をまとめておく
4つ目は、
家計簿に必要な道具をひとつにまとめておくことです。
家計簿にとりかかるための
「めんどくさい」
を少しでも減らすためです。
自分が家計簿を使う時によく使っているものを、
「家計簿セット」
としてひとつにまとめておけば、
家計簿をつけよう!と思った時に
すぐに取りかかることができます。
そんなこと…と思うかもしれませんが、
「20秒ルール」といって、
人間は20秒以上かかることを
先延ばしにする傾向があります。
やりたいと思っていることを
普段より20秒早くできるようにするだけで、
そのことに取りかかれるようになる
という効果があるのです。
ぜひ一度試してみてくださいね。
効果を実感する
最後は、効果を実感するということです。
家計簿の効果を実感することで、
さらに続けようという意欲が
湧いてくるからです。
家計簿をつける習慣と同時に
ぜひやってほしいのが、
家計簿を振り返ることです。
家計簿は、
つけたら終わりではなく、
振り返ることでその効果を発揮します。
家計簿を振り返ることで得られる効果は
次の3つです。
- 出ていくお金の流れが分かる
- 何にどれくらいお金を使ったか分かる
- 無駄遣いを減らすコツが分かる
家計簿を振り返ることで、
毎月自分が何にどのくらいお金を使っていて、
どこが無駄だったかが見えてきます。
無駄が分かれば、
節約すべきポイントも明確になります。
漠然と
「節約したい」
と思っていた時と違って、
家計簿をつけることで「現状を把握」し、
振り返ることで「その先の計画を立てる」
ということができるようになりました。
これまで
「節約しきゃ!貯金しなきゃ!」
でお金を使うことに罪悪感ばかりでしたが、
何を節約して、どこにお金を使うのか、
家計にメリハリをつけられるようになり、
必要以上に不安やストレスを感じずに済むようになりました。
これが私の家計簿の効果です。
このように家計簿の効果を実感することで、
自然に続ける意欲が湧いてきます。
今では
家計簿をつけるのは当たり前になりましたし、
つけないでいるのは不安なくらいです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、
せっかく始めた家計簿がなぜ続かないのか、
その理由や続けるためのコツ
についてお伝えしました。
簡単にまとめると
- 人間の脳は「楽しくない」ことは続けられない
- そのため、「楽」に続けられる仕組みづくりが必要
- つけていて楽しくなる家計簿を使う
- なるべくシンプルに始める
- 家計簿をつけるタイミングを
決める - 必要な道具をまとめておく
- 家計簿の効果や必要性を実感することで、続ける意欲が湧いてくる
- 家計簿は、つけて終わりではなく、振り返ることで効果を発揮する
ということでした。
人は、
何かを習慣にしたいと思っても、
それを楽しいと思えなかったり、
必要性を感じないとなかなか続きません。
意志ややる気だけに頼るのではなく、
ストレスなく続けられる仕組みを考え、
自分にとっての必要性を実感することが
重要なんです。
私自身も、
今回の記事のように、
まずは、ハードルをグンと下げてスタートし、
まずはとにかく続けることを目標にして、
効果や必要性を実感するようになったことで、
家計簿に対して、
ポジティブに取り組むようになっていったと思います。
これを読んでくれている方にとっても、
この記事が、
家計簿を続けられるきっかけになれば嬉しいです。