ダイエットや健康維持のために運動を始めても、いつも3日坊主で続かない…
運動したくても、仕事や家事・育児で疲れて時間がないので続けられない…
そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。
実際私も仕事や家事、子供たちの世話で忙しく、日ごろから運動する習慣なんてありませんでした。
- 年齢とともに代謝が落ちて、以前と同じように食べてても太る
- 体力も落ちたのか夕方にはぐったりしてしまい、夫や子供にイライラ
- なんか風邪も引きやすいし治りにくくなった
などなど、一時的なことではなく、運動することを習慣にしたいと思うようになりました。
が!!
いざ気合を入れて運動を始めても、結局いつも続かない…。
挫折する度に、「また今回も続かなかった…」「ほんとに自分は意志が弱くて情けない…」と自己嫌悪な気持ちでいっぱいでした。
そんな私ですが、なんと今では運動習慣が身について「日常的に運動することが当たり前」になりました。
忙しくてなかなか運動しない日が続くと、逆にストレスが溜まって、ちょっとでも時間を見つけて体を動かすほどです。
なので、私と同じように運動を習慣化できなくてお悩みの方のために、今回は運動習慣を身につけるための方法についてお伝えしていきたいと思います。
運動習慣が身につくと、毎日健康的で、気持ちも前向きになり充実した生活が送れるようになります。
実際私も風邪を引きにくくなりましたし、体力もついて疲れにくくなりました。
柔軟性もアップし、前はよくちょっとしたことで背中を痛めるクセがあったのですが、それもよくなりました。
体重やお腹周りの見た目が産前まで戻って、気分も前向きになりました。
ぜひこの記事を読んでいただき、続けられない自分と 卒業 し、 運動習慣を身につけて 健康的で前向きな生活を手に入れてほしいと思います!
そもそも女性は運動習慣を持ちにくい
実は、私たち女性は、そもそもが運動習慣を持ちにくい状況にあるということはご存知でしたか?
「現代人は運動不足になりやすい」ということは、もうずいぶん前から言われていますよね。
交通手段の発達や、家事や仕事の自動化が進んで現代人の 身体活動量が低下 していることがあげられます。
この記事を読んでいただいているということは、あなたも、日頃の自身の運動不足を気にしていているうちの一人だと思います。
しかしながら、運動の必要性を感じてはいるものの実際には運動が習慣化できていないという人の方が多いのではないでしょうか。
実際に行われたアンケート調査で、「自分は運動不足だ」と感じている人のうち、「継続的な運動ができていない」と回答した人の割合は 8割 を超えるものでした。
中でも女性は、妊娠・出産・育児など女性特有の要因があったり、さらには介護などの身体活動が低下する社会的要因も重なって、どの年代でも男性より女性の方が運動量が少ないという傾向がみられます。
さらに、現代では共働き家庭も多く、仕事と家庭を抱える 主婦層 では 運動不足 を強く感じている割合が特に多くなっています。
つまり、女性、しかも私たちのように仕事と家庭を両立させようと頑張っている主婦には、そもそもが運動習慣を身につけるハードルが高いということが言えます。
運動が続かない理由
運動の必要性を感じながらも、実際には運動習慣がないという人が多い中、この記事を読んでくれているということは、あなたは実際に 運動を習慣にしたい と思っている、もしくは 挑戦したけど続かなかった 、という方だと思います。
せっかくそこまで強い意志を持って始めた運動が続かないのはなぜなのでしょうか?
これは、一概に本人の意志だけが理由ではありません。
目的が漠然としている
まず、運動をする目的が漠然としているということがあげられます。
目的が漠然としていると、モチベーションを保ちにくいのです。
例えば、ただなんとなく「運動した方がいいから」「痩せたいから」という漠然とした目的だけだと、 何のために運動するのか という理由が曖昧ですよね。
せっかく運動を始めてもモチベーションが保ちにくく、そのうち最初はあった やる気 もいつのまにか 空中分解 してしまい、気が付けばやめていた、ということになりやすいのです。
なかなか結果がでない
運動の効果が出るまでには、それなりの時間が必要です。
なかなか結果が出ずにモチベーションが続かない、という人が多いのではないでしょうか。
例えば「やせたい」と思って運動を始めた場合、見た目や体重に効果が出始めるのは、運動の強度にもよりますが一般的に1~3か月かかると言われています。
すぐに結果を求めてしまうような人は、結果が出るまでの間のモチベーションが保てなくなり、運動をやめてしまうことが多いです。
運動がつらい、面倒だと感じている
もともと運動が好きな人というのは、運動は楽しい!気持ちがいい!と思っているので、放っておいても運動をします。
運動に苦手意識がある人は、大前提に運動することがつらい、面倒だと感じているので、できればやりたくないのです。
「運動がしたい」ではなく、「運動をしなければ…」という姿勢だと、ついついやらない理由を探してしまい、挫折してしまうということがあります。
自分に合った運動を選んでいない
普段全く体を動かさない人が、急にハードな運動を始めても、からだがついていけずに挫折してしまう。
日ごろから忙しくて時間がない人が、張り切ってアレもコレもとたくさんのメニューをこなそうとしても、当然こなすことができずに続けられない。
このように自分のスタイルに合った運動を選べていないと、運動することのハードルが上がったり、運動することが億劫になり、続かない原因になってしまいます。
定期的な運動を習慣化する秘訣とは
習慣化 というのは、意志や根性とは関係なく、毎日の歯磨きのように意識しなくてもあたりまえに行うことができるようになることです。
そもそも運動が嫌い、仕事や家事、育児に忙しく時間がない、そんな人が運動を習慣化するにはどうしたらいいのでしょうか。
目的を明確にする
続かない理由として、ただ「運動したほうがいいから」「やせたいから」という漠然とした目的だとモチベーションが保ちにくいとお伝えしましたね。
まず何のために運動したいのかをハッキリさせることがおすすめです。
「やせたい」が目的なら、体重を落としたいのか?体重よりも見た目を変えたいのか?
- 体重を落としたいなら、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動
- 見た目を変えるボディメイクなら筋トレ
- ボディメイクでは、どこの筋肉を鍛えたいのか
など、目的をハッキリさせることで、やるべき運動の内容もハッキリしてきます。
「体力をつけたい」なら、なぜ体力をつけたいのか?をハッキリさせてみましょう。
- 夕方、家事や子供の相手が億劫になる疲れやすい自分を変えたい
- 運動不足による肩こりや腰痛を改善したい
- 子供が大きくなって自由な時間ができたら、好きなことをしまくりたいけど、その頃には体力がなくて出来ないとか絶対イヤ!
など、なぜ運動をしたいのか?をハッキリさせると、モチベーションの維持につながります。
ベビーステップで始める
▷行動するときの心理的負担を軽くする
運動を始めるときに、最初からハードルの高い運動を行おうとする人がいますが、最初から高いハードルを設定してしまうと、運動することがつらくなったり、続けることが億劫になってしまい、挫折の原因に。
何か新しい習慣を身につけようとするとき、それを妨げてしまうもの、それは、行動するときに感じる「心理的負担」なのです。
運動習慣のない人が、今から「1時間ウォーキングのために着替えて外にでよう」「腹筋を50回やろう」と思うと、何とも言えない億劫な気持ち、すなわち、心理的な負担を感じます。
そこで、まずは始めることに抵抗が少ない、時間がなくても、疲れていても、どんな状況でも無理なくできるレベルの小さな目標で始めることがポイントになります。
運動開始のためのハードルをさげ、心理的負担を軽くするのです。
これが「ベビーステップ(赤ちゃんの一歩)で始める」ということです。
▷ベビーステップのポイント
例えば、いきなりウエアに着替えて1時間のウォーキングコースを歩こうとするのではなく、まずは着ている服のままでいいから近所を5分歩く、腹筋は1日5回、なんなら1回でもいいでしょう。
こんなんで効果あるのかな?と思うようなレベルでかまいません。
ポイントは
- 徹底的にハードルを下げること
- 物足りないと思っても続ける
- 習慣になるまでは毎日続ける
仕事や家事・育児で疲れて時間のない日でも、腹筋1回ならすぐに始められますよね。
逆に、物足りないと感じるかもしれませんが、始めはそれでもかまいません。
習慣化するまで「必ず毎日できること」が重要なのです。
▷ベビーステップがもたらす達成感
むしろ、いったん始めてしまうと、それまでの重たい気持ちが軽くなり、集中しはじめて5分だけ歩くつもりが15分、20分と行けてしまったということも多いです。
腹筋も、1回では終わらず2回、3回と続け結果的に10回できたということもあるでしょう。
「少ない時間」や「少ない回数」を目標とし、それを上回ることができた時は、その分は、「おまけ」ととらえて下さい。
1時間のウォーキングが目標の場合、1時間歩けても最低限の目標ができたとしか感じられませんが、5分が目標の場合は、 目標を大きく上回れた! と 達成感 を感じることができます。
この達成感や成功体験を得ることが、続けるためのモチベーションになります。
はじめは「続けること」を目標に
結果を求めすぎると挫折しやすいことは、すでにお伝えした通りです。
最終的には体重や見た目の変化、体力の向上などが目標であったとしても、まずは 「続けること」 を 目標 にしてみて下さい。
減量や見た目の変化を達成するのには少なからず時間がかかりますし、体力の向上といっても感じ方なので結果の判定が難しいですよね。
でも、「続けること」の結果はすぐに出せます。
「今日もできた」で目標達成です。
習慣 とは、意志や根性の上につくられうものではなく、 脳内のプログラム によってつくられます。
ある一定以上繰り返されたことは習慣としてインプットされ、意志や根性に関係なく無意識にでも続けることができるようになるのです。
なので、習慣化のためにまず何よりも大切なのが「続けること」。
物足りない、これじゃやせないよ!と感じても、まずは「続けられればOK」というスタンスで運動を始めてみて下さい。
続けることで、脳が運動することを習慣としてインプットできたら、逆に運動しないことが気持ち悪くなるようにまでなります。
運動するということが習慣化してきたら、本来望む結果を目指して徐々に運動のハードルを上げていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
運動習慣を身につけたいと思っているのになかなか続かない理由や、習慣化するにはどうすればいいのか?についてお伝えさせていただきました。
現代女性が運動習慣がない要因
- 家事や仕事の自動化が進み、現代人は昔と比べると身体活動量が低下傾向である。
- 特に女性は、妊娠・出産・子育てなど女性特有の要因で男性よりも運動量が少ない傾向にある。
- 運動したくても、仕事と家事・育児に追われて疲れており、時間がない
運動が続かない原因
- 目標があいまいで、モチベーションが保ちにくい
- すぐに結果を求めてしまい、なかなか効果がでないとやる気を失う
- 運動に苦手意識があると、つらい・面倒だと感じてしまう
- 自分のスタイルに合った運動を選べていない
運動を習慣化するためには
- なぜ運動をしたいのか、目標に対する理由を具体的にすることでモチベーションを上げる
- 行動するときの心理的負担を軽くするため、ベビーステップで始める
- 脳内に運動の習慣をインプットさせるために、最初は「続けること」を目標にする
ということでした。
私は、これまでダイエット目的で運動を始めることが多く、結果が出るまでにモチベーションが下がってやめてしまうパターンでしたが、コロナ渦をきっかけに、コロナに負けない体力と免疫力をつけたい!という理由で運動を始めました。
5分のウォーキングでも、3分のエクササイズ動画でも、少しでも運動していればやらないよりは絶対にいいだろう、と考えて、とにかく「やめないこと」を目標に取り組みました。
ストレッチだけで終わる日もありましたが、それでもOKとしていました。
ダイエット目的のときのように数字で結果がでるわけではなかったので、結果にとらわれすぎなかったのも良かったと思います。
毎日何かしら体を動かすことが習慣になり、時間がある時には1時間歩いたり、30分のエクササイズ動画、少しキツめの筋トレだってできるようになりました。
まさに今回お伝えした、ベビーステップで始めて習慣になるまで続けられたからですよね。
習慣化してからは、忙しくてしばらく運動できない日が続いても、時間ができればまた運動する、という感じで、完全にやめてしまうということはもうありません。
運動しない方が気持ち悪いという感じなんです。
これを読んでいるあなたも、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、運動の習慣化を成功させてくださいね!